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Air Cooled VWs
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'56TYPE-1 OVALの全塗装仕上がりの過程です
今回、こちらのオーバルさんは車検に伴い、各部が傷んでしまったボディの仕上げと、機関系のリフレッシュを行いました。Mさんは県外のお客様でしたので、途中経過の報告や細部の打合せなどは、メールなどでやりとりを進めていきました。各部品、純正パーツが残っていましたのでそれを生かしつつ交換が必要な部分は、部品のクオリティを優先しながら作業を進めて参りました。普段、あまり目にすることがない足廻り関係も綺麗に仕上げました。
とても大事にされていたと思われたオーバル。鈑金屋さんでチェックすると結構痛んでいました。 テールライトハウジングは内側が錆びており交換です。
フェンダーも外してひとつひとつ磨きをかけました。 純正色の同色を塗装。
内装関係はしっかりしていたので少し補足したのみ、そのままです。 ボディが綺麗になったので見えない部分もきっちり仕上げ。構成部品を交換・修正によりガタつきをなくします
長年の蓄積された汚れが付着しており見なかったことにはできないのでクリーニングです。
バンパーはリプロ品を使用。
裏側が錆びやすいので防錆処理。
完成です!!

エンジン・ミッション本体には大きな不具合が出ていなかったのですが、発進時にジャダ(クラッチをつないだときに車体が大きく振れる症状)が発生していたり、ステアリング構成部品(ギアボックス・タイロッドエンド・キングピン)のガタつきによる直進の安定性が良くないなど、運転していてストレス(疲れる)になる状態でしたので、改善いたしました。納車の際は自走で伺い、天気が良かったこともあり、とても快適に運転が出来たと同時に、スタンドエンジンの良さを実感しました。お客様からは車がまるっきり別物になったと喜んで頂きました。
 
'59TYPE-2 15WINDOW の塗装仕上がりの過程です。
当初、やれている部分のみの補修予定でしたが、作業が進行していくにつれて、結果的にはボディ全体の塗装となりました。もちろん、ラバー類関係はすべて新品を使用しました。エンジンは1600ccでしたが、各部のチェックをしたところ、プラグ穴のねじ山と、バルブ密着不良があり、シリンダーヘッド交換をいたしました。県外までの自走納車で感じたのはやはり調子の良いワーゲンは、走っていて気持ちが良かったです。色々、予想外の手間がかかり、お時間を頂いてしまいましたがオーナーのSさんの喜んだ笑顔で、全ての苦労が吹き飛びました。
塗装前作業。ダメなところは全部綺麗にします。 フロアも全面張り替え。
部品はフロアパネルを用意し、それを塗装します。 この辺は特に錆が目立ちます。
ホイールとバンパーも同色にて塗装。バンパーの裏側も塗装を施しました。 塗装があがったばかりの状態。フロア↑はこんなかんじの仕上がりです。
   
各部品も新品に取り付け。エンジンルームもきれいになりました。
 
 
'58 K.GHIAの全塗装仕上がりの過程です。

カルマンギアは、経年による錆びが目立つようになりひどい箇所はテープでご自分で応急処置をしておりましたが、まだまだずっと乗り続けたいというオーナーさんの希望もあり、車検時期をきっかけにボディ全体の板金塗装を施すことになりました。特にドア下部が腐食しており、板金作業は、大変手間と時間がかかりましたが、板金屋さんの技で見事に再生いたしました。

鈑金前。 こんなに見えないところもひどい状態でした。
丁寧に補修していきます。 フロアも張り替えです。張り替え後もちゃんと同色にしました。
塗装に入る前。エンジンルームまできっちりと。 下地処理後、ついに色が入ります。
ボディに塗装です。艶々にしました。 内装も新品に張り替えです。エンジンフードの仕上がりは写り込みで良く分かります。
ここからは当店にて。見えない部分もいつものようにしっかりと。 完成です。リアガラスにピンストライプも入りました。これからも、イベントやレースにどんどん参加されるということで楽しみですね。
 

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